E.C.G-505®
E.C.G-505®とは
E.C.G-505®(カルメロースカルシウム)は水不溶性と水和能をもたらすCa のキレート構造を含んだ化学修飾された
セルロース系の膨潤型崩壊剤です。
急速に膨潤に必要な水を吸収し、その結果良好な短い崩壊時間を示します。
製造工程で有機溶媒を一切使用しておらず、残留溶媒の心配がありません。
基本情報
製品名:E.C.G-505®
一般名:カルメロースカルシウム
荷姿:20kg入れ目・段ボール箱(内袋2層ポリエチレン)
保証規格:日本薬局方規格
4局(JP・USP-NF・EP・ChP)対応可
*USP-NF・EP・ChPの規格保証については薬局方の改定により保証内容が変更となる場合があります。
| DMF登録番号: | 米国登録No.030379 |
| 中国登録No.F20180001742 |
規格値
| 規格項目 | 規格値 | 日局規格 | 試験法 |
|---|---|---|---|
| 性状 | |||
| 外観 | 白~帯黄白色の粉末 | 白~帯黄白色の粉末 | 日局試験法 |
| pH | 4.5 ~ 6.0 | 4.5 ~ 6.0 | 同上 |
| 確認試験 | |||
| 1)クロモトロープ酸試験 | 赤紫色を呈する | 確認反応を呈する | 同上 |
| 2)アセトン試験 | 白色綿状の沈殿を生じる | 白色綿状の沈殿を生じる | 同上 |
| 3)塩化鉄(Ⅲ)試験 | 褐色綿状の沈殿を生じる | 褐色綿状の沈殿を生じる | 同上 |
| 4)カルシウム塩試験 | カルシウム塩の 定性反応(1)及び(3) を呈する | カルシウム塩の 定性反応(1)及び(3) を呈する | 同上 |
| 純度試験 | |||
| 1) アルカリ | フェノールフタレイン試液で赤色を呈しない | フェノールフタレイン試液で赤色を呈しない | 同上 |
| 2) 塩化物(%) | 0.36 以下 | 0.36 以下 | 同上 |
| 3) 硫酸塩(%) | 1.0 以下 | 1.0 以下 | 同上 |
| 乾燥減量(%) | 10.0 以下 | 10.0 以下 | 同上 |
| 強熱残分(%) | 10.0 ~ 20.0 | 10 ~ 20 | 同上 |
示性式と分子構造式
示性式:[C6H7O2(OH)3-X-Y(OCH2COO1/2Ca)X(OCH2COOH)Y]n

平均粒子径・粉末特性
| 製品名 | 平均粒子径※1 | 粉末特性※2 | ||||
| D10 (μm) | D50 (μm) | D90 (μm) | ゆるみ嵩密度 (g/L) | タップ密度 (g/L) | 安息角 (度) | |
| E.C.G-505® | 20 | 52 | 114 | 474 | 651 | 44 |
※1 参考値(レーザー回折式)
※2 参考値
SEM写真


